囲碁の日本棋院(小林覚理事長)は14日、所属棋士の元名人、依田紀基九段(56)の対局を、来年3月16日まで5カ月間停止すると発表した。両者は対局停止処分をめぐり一昨年4月から裁判で争い、処分も中断していたが、この日の東京地裁判決で棋院が勝訴し、処分が再開された。依田九段は判決を不服として控訴する意向を表明した。
依田九段は名人4期など獲得タイトル36を数えるトップ棋士。今月下旬に世界戦「三星杯」に出場する予定だったが、棋院は主管の韓国棋院に出場停止を要請する。今冬に開幕する国内七大タイトル戦のひとつ、碁聖戦本戦はシード権を得ていたが、出場できない。朝日新聞社主催の名人戦は今月10日、最終予選1回戦で敗れている。
東京地裁判決などによると…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル